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投資に相応しい生命保険商品は?

2018年11月16日金曜日

ご存じのことと思うが生命保険と一口に言っても、さまざまな商品がある。では「投資」という面から考えた時に、相応しいのはどのような保険なのだろうか?まずは「掛け捨て型」と「貯蓄型」という2つのタイプを比較してみよう。

保険料が安い代わりに貯蓄性は一切ない「掛け捨て型保険」。

「掛け捨て型保険」とは、保険期間中に万一のことがあった際には保障を受けることができるが、満期になった場合には支払った保険料が返戻されない保険のこと。具体的には、「定期保険」や「収入保障保険」、「逓減定期保険」などの商品がある。
多くの場合保険料が比較的安く設定されていることから、特に若い世代ではこのタイプを選んでいる方も多いかもしれないが、貯蓄性は全くないため、投資には向かないと言える。

万一に備えながら、長期の積立ができる「貯蓄型保険」。

一方「貯蓄型保険」とは、万一の際に保障が受けられるのはもちろんのこと、満期前に保険を解約した場合には一部の返戻金が支払われ、また満期を迎えれば、支払った保険料総額を上回る金額を受け取ることができる。
掛け捨て型保険に比べると高額な保険料がかかるものの、万一に備えながら、長期的に積み立てていくことができるのが「貯蓄型保険」というわけだ。満期時に受け取れる金額は、定期預金などを利用するより高いことから考えても、投資に適していると言えるだろう。

途中解約や、インフレによるリスクも。

保険会社は、契約者から預かった保険料を元手に運用を行うことで、将来の支払いに備えている。運用には長い期間が必要なため、途中で解約してしまった場合には、手元に戻るお金は支払った保険料の総額より少なくなる。前述の通り、掛け捨て型に比べて保険料が高額である「貯蓄型保険」。収入の減少や急な出費などによって、保険料を払い続けられなくなるケースも多いという。家計の変化もある程度見据えた上で、検討する必要があるだろう。
また、インフレによるリスクがあることにも注意しておきたい。貯蓄型保険の多くは契約した時点で、将来戻ってくる金額が確定する。そのため、いくら積立によってお金を増やしても、インフレが進み物価が大幅に上昇した場合には、損をしてしまう可能性もあるのだ。

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