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不動産投資を成功させるためには出口戦略を立てるべき?

2019年03月25日月曜日

不動産投資を始める前、準備にあれこれ頭を悩ます人が多いはず。そんな中見落とされやすいのが購入したマンションを最終的にどうするのか、ということ。今回はそんな不動産投資における出口戦略についてお話したいと思います。

出口戦略とは?

まず初めに、出口戦略とはどういったことなのか。辞書で引いてみると以下のような意味が挙げられます。

1 軍事行動で、軍隊の損害を最小限にとどめて戦線から撤退するための作戦。撤退作戦。
2 (1から転じて)不況、競争激化などから収益減の見込みとなり、企業が損害の少ないうちに規模を縮小または撤退するための方策。また、投資した株式・債権などを売却して資金を引き上げることをもいう。
デジタル大辞泉より引用

つまりここで言う出口戦略とはマンション売却のこと。マンション売却を上手く行えば、利益や損失を確定させることができます。

なぜ出口戦略を立てるのか。

出口戦略を立てるべき理由は2つあります。
1つ目は、「資産としての物件の流動性を高めるため」です。
不動産の場合、基本的にひとつひとつが高額で、それぞれ物件の特性や利点が異なるため売ろうと思っても、いつ、どれくらいの価格で売れるのかということがわかりにくく現金化に時間がかかってしまいます。
しかし、出口戦略をしっかり立てておけば思い立ったときに売却でき、現金をすぐに手に入れることが可能になります。さらに、売った際の価格も下振れしにくいというメリットもあります。

2つ目は、「資金を効率よく安全に増やしやすくするため」です。
1つ目に挙げたように出口戦略を確立させて物件の流動性を高めることで、他の投資と比べてマンション経営の優位性がぐっと高くなります。例えば、何千万もの現金を銀行で定期預金したとしましょう。確かに利子は付きますが、その数は僅かなものです。また、株式投資では株式を購入して配当金や株主優待を受けることができますが、常に株価の下落の心配がつきまとう他にも手放す際の価格が想定しにくいといったリスクも潜んでいます。株式投資はハイリターンを期待できますが、その分ハイリスクな投資でもあるのです。
そのため、出口戦略がしっかりしている不動産へ投資するということは、「定期預金なみの安全性」と「株式投資なみの利回り」の両方を期待できる状況に持っていくことが可能になります。

最終的にどうするのかを決めておくことが大切。

出口戦略を立てずに不動産投資を行うのは、目的地を決めずに航海に出てしまうのと同じこと。リスクを減らして不動産投資を成功させるために、出口対策をあらかじめ確立させておくことが重要です。

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