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リスクを回避?「ヤドカリ投資」とは

2018年02月21日水曜日

高齢化社会の現在、年金対策として不動産投資を始める人も少なくありません。
今この記事を読んでいる方も、少なからず不動産投資に興味を持っている方々なのでしょう。しかし、投資に興味があるけれど、なるべくリスクを取りたくないのが正直なところ。そこで今回は、リスクを最小限に抑えた「ヤドカリ投資」についてご紹介していきます。

その名の通り宿を転々とする投資。

「ヤドカリ」とは漢字で「宿借り」と書きます。その名の通り、体の成長に合わせて巣となる貝殻を転々と乗り換えていく海の生き物です。このヤドカリ投資はヤドカリのように自分の住まいを乗り換えていくことで少しずつ利益を得る投資のことなのです。
一般的な不動産投資は、自分の住まいとは別に投資用として物件を購入しますが、ヤドカリ投資はまず自分の住宅として物件購入し、次の物件を購入したときに初めて以前住んでいた家を借家にします。ここが一般的な不動産投資との最大の違いです。

「ヤドカリ投資」の手順や、メリットは?

ヤドカリ投資の手順はまず、手持ちの金額で手に入る物件を住宅ローンで購入します。ローンが完済したら賃貸ではないため家賃はかかりませんよね。その分の資金を貯めていき、次の物件を再び住宅ローンで購入します。これをどんどん繰り返していくことで、家賃収入を増やしていくわけです。ここでポイントなのは2件目に購入する物件は1件目よりもグレードアップさせること。わらしべ長者のように段々物件のグレードが上がっていくほど、自分の暮らしのグレードも上がっていくので、投資へのモチベーションにつながります。さらにこの投資のメリットは、外部に自分の資金が流れないという点です。住宅ローンで購入し、自ら住んでいるわけですから自分の「資産」のために貯金する感覚でいられます。

「ヤドカリ投資」には地道な努力が必要。

この投資方法のデメリットとして、「収入を得るのに時間がかかる」「初期費用がかかってしまう」という2つが挙げられます。ここまで読んで気づいている方もいらっしゃると思いますが、ヤドカリ投資は資金形成するスピードが驚くほどに遅いのです。そもそも不動産投資も長期的に資産形成していくものですが、ヤドカリ投資はそれを上回ります。
また、住宅ローンで物件を購入するとどうしても頭金が必要になってしまうので始めるまでにまとまった資金が必要になってしまいます。

自分に合った投資を行うことが大切。

リスクを回避し資金形成ができるヤドカリ投資ですが、かなりの根気が必要なのも事実です。若いうちから挑戦し、色々な場所で楽しみながら暮らしてみたいと考える方にはぴったりな方法かもしれませんね。
投資の方法はさまざまです。その中から自分に合ったものを見つけていきましょう。

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